水・スラリー向けコックバルブ(コック弁)・プラグバルブ(プラグ弁) 

B-62/B-66/B-70/P-68

チェックアイコンシートスリーブテフロンプラグバルブ P-68

プラグバルブPRの目的

既存のコックの材質がステンレス製のものは、以前からシール面が金属接触の為、同種金属摩擦特有のかじりを生じるのは避けられないのが現状です。
あえて本体とプラグの間にすきま(クリアランス)を設けると良いのですが、流体の漏れが発生するほか様々な問題が発生します。
その為ボールバルブのテフロンシートを参考に、また既存のコックのメリットを生かしたものがプラグバルブです。

概要説明

既存のコックと同様に円錐形のプラグに楕円形の穴をあけてハンドルの90度回転により、流体の流れを全開全閉するようになっている構造です。
コック本体とプラグのあいだにテーパースリーブテフロンを装着したもので、シートメタルではなくシート全体がテフロンシートになっていて、テーパースリーブテフロンとプラグが面接触いたします。

プラグ弁のメリット

流体が薬液、粘度性物質、固形物質などの異物質が固着された流体がOPEN CLOSE によって、残りものや固着物を除去し、なおかつ流体の漏れについてきわめて良好な結果が出ます。
外部への漏れについても既存のコックと異なり、グランド構造をグレードアップしているため優れております。
既存のコックと同じでバルブ本体の中にデッドスペースがないために、ボールバルブのように本体内部のポケットに流体が入りこみ、また溜まりにより開閉できないという現象がなく、スムーズな流体制御及び開閉が可能です。
デッドスペースがないのは、流体によって他のバルブから比較してメリットはあります。
流体によってテーパースリーブテフロンの磨耗により気密性が少し低下したケースも、既存のコックと同様にプラグがテーパー形状のため、シール圧力を高めるため上から押さえるアジャスタボルトで調整が可能です。
バルブ本体のパーツが少なく構造が簡単でトップエントリーであること、流体抵抗が少なく流量調整にも適しています。 そのため低圧の比較的粘度の大きい流体が適しています。
スラリー流体を扱うのに都合が良く、もしスラリー状のものが付着しても開閉するたびに取り除けるようになっています。

シートスリーブテフロンプラグバルブ P-68

※ご注意

流体によっては、固着が原因でバルブの開閉ができない、又、不純物によるスリーブテフロンのキズ発生により、漏れを生じるなどのデメリットがありますので、プラグバルブのご使用につきましては、十分な御検討をお願いします。

設計図 シートスリーブテフロンプラグバルブ P-68

バルブ仕様

タイプシートスリーブテフロンプラグバルブ
標準型 P-68
フランジ規格JIS 10㎏f/㎠
バルブ呼び径20A〜200A 標準(MAX 300A)
適用流体パルプスラリー・汚水・その他
使用圧力MAX 0.48MPa
圧力試験本体耐圧テスト 0.98MPa
シート漏れテスト 0.48MPa
使用温度範囲〜100℃(流体によります)
標準材質バルブ本体 SCS14
シートスリーブ テフロン PTFE
プラグ
SCS14
ハンドル操作100Aまでレバー式
100A以上ギア式

製作上多少変更あります。

サイズ表

サイズ表 シートスリーブテフロンプラグバルブ P-68