紙パルプ向けナイフゲートバルブ(ナイフゲート弁)
S-767 S-121
ナイフゲートバルブ S-767
■S-767
ふつうのバルブでは処理できない流体、すなわちスラリーライン、粉粒体、泥状、固形状のまざった流体などに適しています。本体は、ステンレスにて、摩耗性によく、薬品に対して腐食性もOKです。
スラリー流体によるバルブ底部への詰りも解消できます。
機能説明
バルブ本体は、全部ステンレス(サイズにより異なる)にてバルブ内部、外部とも錆、腐食性を防ぎます。
ライニングによる熔接ピンホールからバルブ内部が腐食するということがありません。
バルブグランド部は多層パッキンにてシール性を保ちますが、バルブ基本形から比較するとシールが完全ではありません。
このグランド形状において、シビアにシールするグランド構造も ありますが、メーカーサイドからみて、シャフトシールタイプをお薦めいたします。
なお、流体温度に応じてグランドパッキンの材質も、コットン・テフロン・グラファイドといろいろ仕様に合わせていただけます。
バルブ口径は、フルポートにて口径以下にしぼりがなく、又、口径内に突部はありませんので、ひっかかりがなくスムーズに、流体が流れるラウンドポートタイプです。
なお、サイズにより少し変更があります。
バルブプレート(弁体)は、ステンレス製材質SUS、403、304、316、316L、チタンなど仕様に応じて選定できます。
プレート刃先形状は、流体をカットする様ナイフエッジになっており詰りを解消します。
流体によりプレートの厚み寸法の変更も可能です。
ナイフゲートバルブに於て熔接タイプによる流量コントロールのVオリフィスナイフゲートバルブも短納期にて製作いたします。
バルブシート部について標準タイプは、メタルタッチであります。
(清水においてリーク有)準標準品はゴムタッチ、テフロンタッチがあり、メタルタッチリークなしも仕様に応じて製作可能。
弁棒についてはスタンダードSUS304ですが、SUS316、316Lもあります。
流体の流れ方向については決まっておりません。
スラリー流体の濃度及び目的、又粉体についても異なります。
用 途
紙パルプ工業
水処理工業プラント
汚泥処理
トンネルダム工事排水下水用
粉粒体輸送ライン
セメント工業
化学薬品工業
公害・廃棄物・ゴミ処理プラント
魚貝類食品加工ライン
※流体が紙パルプ以外のご使用につきましては、使用条件を確認の上ご検討ください。
S-767サイズ表
概 要
鋭い刃先のナイフエッジ形式により、製紙工場・粉体チップ工場などで処理しにくい各種スラリー、固形物、パルプ粉体などをカットしながらシールいたします。
ナイフゲートバルブは、ナイフエッジにより乾燥物体、固形物を含む液体、繊維質を含むパルプ液に最適です。
S-767は、紙パルプ、粉体専用のナイフゲート弁です。
仕 様
製作上多少変更あります。